22Sep

最近,子育ての必須アイテムである「抱っこひも」に関連した事故が大きな問題となっているようです。何と年間100万個も売れているアイテムであり,赤ちゃんの命に関わる場合もあるとのことで,早急な対策が叫ばれています。
この「抱っこひも」,流行りだしたのは山口百恵さんが赤ちゃんを抱っこひもで抱っこする写真が週刊誌に載ったのがきっかけということです。昭和50年代後半のこと。
ですから,これまでもこうした抱っこひもによる落下事故はたくさんあったに違いありませんが,お母さんたちは自分の扱いが悪かったと感じるせいか,あまり事故の情報として上がってきていなかったようです。
また,抱っこひもは赤ちゃんがある年齢になると必要なくなるため,他のお母さんに譲ることがあるそうですが,その場合,当然説明書などはありません。扱い方を知らないお母さんたちが自分なりの使い方をするわけですので,故事が生じるのも無理はありません。
この問題の専門家によると,赤ちゃんを抱っこひもで抱くとき,また降ろすときは腰をかがめた状態で行なうことが必要とのことです。そして,落下事故を防ぐためには,抱っこひもを使う人が正しい使い方をすること,また製品自体の改良も必要のようです。
いずれにしても,すべての人が幼い命を思いやる気持ちを持っていきたいものです。